占い
手相
Basis of lines of the palm
手相の基本
手相の歴史
手相術が生まれたのは、およそ3000年前から5000年前の古代インドという説が有力です。 古代インドで始まった手相は、仏教とともに中国に伝わり、そこで易学(えきがく)を取り入れ発達し 平安時代の日本にもたらされました。中国の手相術は、運命判断だけでなく、病気を診断する手段の一つと考えられています。
一方、古代インドから中近東へわたり、ヨーロッパや北アメリカにも伝わりました。 しかし、手相や他の占いがカトリックの教えに反するという理由で弾圧を受けます。
本格的に手相がヨーロッパに普及したのは19世紀です。 フランスの手相家デバロールとダルパンチーニがあらわれ「西洋手相学」の基礎を作りました。 その後、英国の手相研究家キロー家が登場し、彼は著名人の手相を占い、ズバリ的中させたことで、人気者になり 1894年に発行した手相占いの本「手の言葉」が世界に革命を起こしました。 そのため、キローは近代手相学の元祖と呼ばれています。
キローの西洋手相学が日本に紹介されたのは、明治時代のことです。 中国式手相占いが主流だった日本の手相術が、キローにより新しいスタイルに変わり そして現在でも、日本の手相は西洋手相学が元になっています。